就活体験記

就職活動をしていたのですが、行けそうな中で結構行きたいところから内々定をもらったのでこれで終わりにします。ざっくり言うと出版系のIT?web系?のところにエンジニアとして採用されました。

せっかくなので(?)いろいろ忘れないように記録を残しておきます。

あり得る読む価値

  1. 俺ってば結構頑張ったな~と思える(自分用)
  2. あんまりなさそうなルートなのでコンテンツとして面白いかもしれない
  3. あんまりなさそうなルートなので就活情報として価値が高いかも知れない

ところで以下はこれを書いてる時点での話で、今後どうなるのかは不明なのでご了承ください(特にITは流れ早いっぽいし)。

 

目次

 

web系エンジニアになろうと思った経緯

ご存じの方はご存じの通り(?)僕は文系でプログラミングの経験もほぼ全くありませんでした(小学生のころにjavascriptでめちゃくちゃシンプルな戦闘が一戦だけできるRPG(?)をコピペで作ったり、alertが無限に出るブラクラ(笑)を作ったりしたことがあるくらい)。流れとしては

2018
そもそも研究者になりたいな~と思って大学に入った。

2020
研究おもんないかも。

2021
とりあえず大学院行って茶を濁すか~。

2022
正月 6歳上のエンジニアのいとこに話を聞き「エンジニアとか良いよな~」と思う。

春休み 「就活した方が良いよな~」と思いながら何もせず、漠然と「いわゆる文系就職は何か違う気がするな~」という思いだけつのらせる。「ゲーム会社にサウンドとして入るとか良いな~」とも思い出す。

4月 TLにK某Cの新歓ツイートが流れてきて「ゲームのBGM作れるしプログラミングも学べて一石二鳥じゃん」となって入会。mamezoとマイナビを見る会をやり、文系就職のラインも一応走らせる。

こっから具体的な学習のいろいろがあるのですがそこは興味無い人も多いと思うのでいったん後回し。

これは今思えば的な側面が強いのと、もうエンジニアになるっぽいのでそっちにバイアスがかかっちゃってるのとがあるんですが「いわゆる文系就職は何か違う気がするな~」という気持ちと「エンジニアとか良いよな~」という気持ちの内実は

  • 組織を上手く回すとか、良い感じに人間の間に入るとかのスキルって評価がムズそうで、自分の能力が上がってる実感を得たり、周りから正当(とは?) に評価されたりが難しそう(ところで重要なスキルであることは間違いないなく、そういう職を下げたいわけでは全く無い)。
    • 結果、就活においてもかなりハッタリが重要そうで(本当ですか?)かまし、腹閉じが重要な感じになりそう(結局そっち系は就活全くやらなかったので嘘かも知れない)。
    • しゃべりの雰囲気でごまかしてるけど、こいつたいしたこと言ってねえなと思って微妙な感情をいだいていた高校の同級生が一生脳内の仮想的として存在している
  • 企画系とかをやれる自信がない。あと激務そう?
  • 一方でエンジニアは割とスキルの評価が客観性高めにやれそう。
    • 結果として能力上がってる実感を得やすかったり、周りの評価も正当なもの(とは?)になりそう。
    • スキルあれば転職もしやすく「いつでもやめられるが?」というスタンスで仕事ができそうで良さそう。
    • 実力主義の負の側面も当然ありそうだけど、別にふわふわしたところで上手いこと立ち回って楽するみたいなのができる感じでもない。
    • これは特に今思うとだけど、あらかじめ作ったものを結構見てくれるので面接一回の価値が低くなって、一発勝負でミスれない的なストレスがかなり軽減された。
  • 今のところ自分の人生の中で曲作りがデカく、曲作りの何が良いかと言えば「自分の手で何かを作って、その過程で知識とかスキルとかがついて、それによってまた自分が作るものが良くなって~」というサイクルが気持ちいいというのがあり、エンジニアも同じような気持ちよさを享受できそうだと思った(面接では大体これを言っていた)。
  • web系エンジニアは売り手市場という噂をきいた(結局どこまで本当か分からないけど、エンジニアのいとこも、バイト先の社長も、行く予定の会社の人もエンジニア足りてなくてね~的なこと言ってたので多分だいたい本当)
  • web系エンジニアはホワイトで良い感じに稼げるって聞いた(俺と同じような人が平均どのくらい給料もらえる感じなのか知らないので結局よく分かってない。行く予定のところはマジで残業あんまないっぽい(本当なんでしょうかね))。
  • ゲーム系も考えたけど、大変かつ給料低い的な噂を聞いた。結局ゲーム系は受けなかったので実態は不明。
  • フルリモートで地方転々とするとかかっこいいかも(ところで行く予定の所はかなり出社推奨っぽい(ところで別にそこまでそれに不満はない(対面コミュニケーションあった方が良いこともあるしな~)))。
  • インターネット好きだし(?)
  • ブラッディ・マンデイという漫画、ドラマを見てハッカーに憧れていた厨二心を思い出した。

某たべさんに4月に教えてもらった記事を鵜呑みにから大いに影響を受けてます。

駆け出しエンジニアの皆様へ | Ogihara Ryo (ogihara-ryo.github.io)
web系エンジニアへのキャリアチェンジについて | Ogihara Ryo (ogihara-ryo.github.io)

まだ1日も働いてないのし普通に全部嘘かも知れない(助けてくれ)。

学習

プログラミングを勉強した流れです。上に貼った記事をかなり参考にしてます。

2022/04-06
K某C入会、新入生向け講座でHTML、CSS、Node.js、C++あたりを触った
AtCoder Programming Guide for beginnersでC++を学習
ProgateでHTML、CSSJavaScript、Node.js、Ruby、Rails5、jQuerySQL、Gitを学習
『Unityの教科書 Unity2021完全対応版―2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座』でUnity、C#を学習

2022/07
Ruby on Rails チュートリアル第6版でRailsを学習

2022/08-
Kitchotifyの開発と並行してRailsJavaScriptなどを学習

2022/09-
Git、Rails、Next.jsなどを用いたWebアプリケーション開発のアルバイトを開始

K某Cに入ることで環境構築とかいう初心者つまずきポイントを良い感じに抜けられました。しなくても結構行けたのとビビってたのとであんまりしなかったけど質問も気軽にできる雰囲気なのでそれも良かった。あとレベルは全く違うけど同じ分野のことをやってる人が周りにいるという感覚もモチベの維持に効いた気がする。

プログラミングほぼ全く分かって無かった状態でAtCoderの教材やったのはかなり良かった気がします。無料だしめちゃくちゃまとまってるし、分かりやすい。一般論が身についた気がする(?)。何かのためにプログラミングを勉強するというのが重要な気がして、特に作りたいものとかなくパズル解くのおもろいと感じる人にはおすすめです。あと一応後のwebテストの対策になった。

Progateも個人的にはめちゃくちゃ良かったです。見てもらった方が早いですが、ブラウザ上でコード書いて動かせるので環境構築無しで出来て凄い。コースの最初の方は無料なので興味ある方は是非見てみてください。一ヶ月分(1078円)だけ課金したのですが、少なくともあんまり損した気はしなかったです。

Unityの教科書はK某Cでおすすめされてたやつで王道なやつっぽい。シンプルに楽しかった。Unityってすげ~。

上に貼った記事で言われていたのと、K某C内のバイト募集で初心者でも行けそうな会社で使われていたのと、日本語の情報が多っぽいのとでRailsチュートリアルをやりました。1078円しますが、流石にこれは払う価値あったと思います。webサイトってこうなってるのか~~~~賢いな~~~~~~となれてシンプルにめちゃくちゃ面白かったです。

チュートリアル一回読んでサンプルアプリを作った後、もう一回読み返しながらKitchotify(吉音内音楽ストリーミングサービス)を作り始めました。普通にめちゃくちゃおもしろくて時間を忘れてやってました。吉音はかなり好きなのでそれに貢献できるのが嬉しいというのと、好きな曲を触りながら開発できたのと、まあまあな人数が使ってくれて感想も言ってくれるというの(これがマジでデカい)とで、めちゃくちゃ恵まれた環境でやれました。聡明な方ならお気づきかも知れませんが、この期はマジで全然講義に出ていないく、かなりの時間プログラミングをやってました(文学研究科)。ここはかなり再現性が低いかもしれない(それなりの人が使ってくれて、それなりの規模の素材(曲情報とか音源とか)があって、自分が好きなものに関するものってそうそうない)。

K某Cのコネでアルバイトを始めました。これがマジでデカかったです。入った当初は(今も)マジで何も分かっていなかったのですが、マジでやさしくしてもらえ、勉強させてもらってるのに逆に金をもらえるという謎の状況でした(今も)。賢い人が書いたコードを読み、賢い人に自分が書いたコードをレビューされてめちゃ良くなっていきました。gitを用いた複数人での開発経験あります!って就活で言えたのも良かった。就活の相談ももろもろ乗ってもらえ、マジで感謝しかない。

以降はKitchotifyでやりたいことをやるために必要なものを学んだり、バイト先で必要なものを学んだりという感じ。

全体を通して基本的にずっと楽しかったです。

(僕の理解では)哲学は、何となくでここまでやってきた結果いろんなところで衝突とか問題とかが発生してる体系を、前提を掘り起こして良い感じにバランス取りながら組み替え直す営みで、これはこれでおもしろみがあるし価値があるものだと思うんですがところで掴み所無い感がストレスでもあり、他方(僕の理解では)プログラミングは比較的しっかりとした基礎があって、そこからより複雑でデカいものを作っていくという営みで安心感が凄い。良く分からなかったりミスったりしたときに(基本的に僕がやってるレベルでは)ほぼ確実に自分が悪いというのも精神衛生上とても良かった。「目の前の具体的な問題が解決されてる……!」という感動も凄かった(哲学は目の前の具体的な問題をあんまり解決しないので)。

音楽との比較で言えば、自分の手で何かしらが出来上がっていく喜び、勉強するとそれが良くなっていく喜びがあるという点では同じで、違う点として頭の使い方が「どうすれば便利かな~」となるのがあって、それが新鮮で面白かったです。

就活(面接まで)

ここまで基本的にずっと楽しく勉強していたのですが、現実問題、勉強と就活は違うという話があります。僕が一般論として就活ノウハウを言ってもしょうが無い感はあり、そこら辺は世の就活サイトに任せ、あんまりネットとかで言われてないっぽかったことだけ言っていきます。

10月あたりから何とな~く企業digを始めました。創作活動を支えたいという"""本当の気持ち"""があったので、そこら辺をやってる企業を探してました。多分エンジニア就活特有かつ僕個人特有の話として、企業が主催してる勉強会?みたいなものがあり、そこに参加してる企業を見るという手があります(実際僕はそれで知った企業に行くことになりそうです)。

プログラミングやり始めなので伸びしろがめちゃくちゃあるように感じていた、Kitchotifyをもう少しやりこみたかった、何となく目星付けていた企業が年中採用やってるっぽかったなどの理由からしばらく放置し続けます。12月になって流石にやばくね?となり、遙か昔に研究室の同期に教えてもらった就活エージェントに登録し、面談へ。「結構遅れてるっぽいから12月中には何社か出してみな~」というまっとうなアドバイスをされるも、Kitchotifyやりこみと、修論進捗発表とで年内には出せず。

年明けに、試しも込みで某某某某某のインターンに応募しました。Kitchotifyの紹介記事を作って就活エージェントの担当の人とバイト先の社長とに見せたらめちゃくちゃ褒められ「僕なんかやっちゃいました?」状態で完全に調子に乗っていたのですが、普通に落とされました。ここで一気に現実へ。やべえ!となってまともに企業を探し始め、本選考に応募し始めました。ところで行きたいかつ行けそうところが3社しか見つからず、結局3社しか応募しませんでした。肌感なので嘘かもしれないのですが、多分僕は文系未経験大募集!というところでは無双できるけど、ゴリゴリの有名エンタメweb系とかだと歯が立たないくらいの能力で、ムズかったです。理系のみ募集とかも普通にあったわね。一応競プロを一瞬かじったのがここで効いて、そんなに技術求められてないぽいところのwebテストなら余裕を持って突破できました。

インターンの経験が無かったのと、Web開発先端知識(?)クイズがマジで分からなかったのと、コンピュータサイエンス系がマジで分からないのと、シンプルにコーディング力が無かったなどが弱みで、もし同じようなルートを行こうとする人がいたら、そこら辺ちゃんとやると僕より良い感じになると思います。

Kitchotifyの紹介記事貼っておきます。

作曲サークル内に音楽ストリーミングサービスを作った - Qiita

就活(面接)

サークルの代表をやった、作曲が趣味、独学でKitchotify作った辺りのエピソードから「俺はコンテンツが生まれ、流通するのを技術で支えたいんです!!!ほら実際にそのように行動してきてるでしょ!!!!!!!!!」というのを主張し続けました。ネットで言われてる情報が基本的に正しいっぽいので、それに従って対策すると良い感じになると思います。哲学やってること役立たないだろうなと思ってたんですが、掘り下げられた回があり、ウケも良く、結局そこに行く予定なのでやってて良かったな~と思いました(?)。

就活という営みに対して

ざっくばらんに

  • 多分人より苦しまずに終えることができた。
    • 上に書いたようにエンジニアで就活したのがかなり効いてる。
    • 行きたいと思えてかつ行けそうなところしか出さなかったのもかなり効いてる。自分は一回の面接だけでかなりMPが削れてげっそりしてしまうので、何十社も受けてる人はマジで凄いと思う。行けそうなところしか受けてないので本選考では不合格通知はもらって無く、それも精神衛生上良かった。
  • 不安を煽るのやめてくれ。
    • 確か某辺も言ってたことだけど、「まだ内定もらえて無くて不安なあなた!」とか「出遅れちゃってませんか?」とか不安を煽る系の広告マジで辞めて欲しい。
  • 文系をカモるのやめてくれ。
    • どうやら文系未経験でもエンジニアになれる!!!!!!的なのは闇深ビジネスっぽく(ネットで見ただけなので実際どうなのかは知らない)それがマジでずっと精神衛生上良くなかった。いつカモられるかとビクビクしながらやっていて、アルバイト始めてコネができてからいろいろを理解して大丈夫になった。
  • 企業の価値観の内面化
    • 「俺ってこういう人で、オンシャが求めてる人物像にまさにぴったりでしょ!!!」というのをやるわけですが、その過程で自分がどういう人かをオンシャが求めてる人物像に合わせて形成するという段階があって、ちょっと怖い。別にそれが直ちに悪い訳ではない。ちょっと怖い。自分を強く持つ!
  • 世の大手の就活サイトが言ってるのは大体正しい
    • そもそも世の大手の就活サイトとかが就活を創り出してるんだからそれはそうという話もある。
    • 自己分析して自分のやりたいことを理解して、それができるような企業を探しましょというのが多分大筋で、それはそうなんだよな。
      • やりたいことが存在しなかったり、やりたいことがやれてかつ行けそうなところが存在しないとなると苦しみが発生して、ところで自分はたまたまやりたいことがあって、それができそうな良い感じのところが見つかってたまたま潜り込めた。
        • 職に就かねば……という気持ちからやりたいことが歪められていくみたいなことはありそうな気がして、実際自分の中でもある程度は起こってる気がする。助けてくれ。
  • 本当は働きたくない
    • のかも良く分からなくなってきた。目の前の問題として就活はするしかなく(本当?)するしかない以上無意識に正当化が働いて、働くのも悪くないということに今のところなりつつあります。素朴に、吉音で代表やったりそれ以外でも運営に関わったりすることでやりがいは結構感じられて、それは曲作ったりゲームしたり虚無のyoutubeをやったりすることでは得られない感覚で、なら良いのでは?(何も分からない)
  • 俺ってば結構頑張ったな~
    • 自分用特大自画自賛ゾーン 
    • 未経験からほぼ独学で、先行きも分からない状態でよくやったな~という気持ち。今はもう色々分かってるけど、当初はマジで何も分かっていなく、たまたま適性があって楽しくやれたので良かったけど適正が無かった場合を考えるとマジで怖い。
    • K某C飛び込んでバイトにも突っ込めたのマジで偉い。やっぱとりあえず動くのってマジ大事だわ。これからも動いていきたい。
    • そもそもこっち方向に舵をきれたのがかなり偉い。いわゆる文系就職へ行くルートを進んだらどうなっていたのかは今はもう分からないし、今後実際にエンジニアに向いてるのかも分からないのであれだけど。
    • ところで研究室へのコミットが全く求められていないのと、講義あんまり出なくても結構単位取れてしまうというめちゃくちゃ恵まれた環境にいたから可能になっているという話はあり、あるね~(ところで様々な段階で、自分の時間が取れそうなルートを選択してこうなっている訳なのである程度は自分の手柄ということにしたくもある)

終わりに

以上就活体験記でした。おもしろがってもらえたり、進路の参考にしてもらえたら嬉しいです。上に書いたように学習するとKitchotifyを理解することができるので興味ある人は勉強して引き継いでくれ!進路相談で力になれることがあったらできるだけ協力するので何かあったら連絡ください。

後は修論書いて卒業するだけですが、ところで修論を全くやってない。助けてね。